人間関係の喜び

幸せの基盤は喜ばしい人間関係にあることを

守ってもらえるのか?

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新型コロナウイルスに関して、
緊急事態宣言を出すべきかどうかという問題、
それに関して私は、
「信頼」ということを考えました。
 
緊急事態宣言が出されれば、
いろんな「制限」が課されますから、
さまざまな「不利益」を被る人も、
多々、出てくるでしょう。
 
それで、
(1)たとえ不利益を被る人が出ようとも、
種々の規制を行って感染爆発を防ぐべきか、
(2)感染爆発で大被害を出そうとも、
個人の利益が損なわれる規制は行わないか、
選択が迫られる事態になってると思いますね。
 
さて、人は、
「ガマンさせられる」ようなことって、
いっぱいあるんですよね。
でも、ガマンできるってことがありまして、
それは、一時的にガマンさせられたり
多少の不利益を被ろうとも、
結局、自分は、そして人は誰でも
「守ってもらえる」ことになるんだという
人に対する信頼感、
社会に対する信頼感、
そういう「信頼の気持ち」があるからこそ、
自分がガマンすることも受け入れられるし、
不利益も容認できるんですよね。
 
ところが、結局、
「自分は守ってもらえない」という
感覚がある場合は、
ガマンなんてさせられたくないし、
規制なんか、されたくないんですよね。
 
あの、ここで私が言いたいことは、
新型コロナウイルス関連の問題ではなく、
人の気持とか、
人の行動ってことでして、
人がどういう態度をとるか、
どういう行動をするかってことは、
人間に対する信頼感を心の中に持っているか、
あるいは、人間というものは、
自分の利益だけを考え、
他人がひどいめにあっても、
そんなことは意に介さないものなのか、
そへんの「人間観」に基づいて、
人の行動は変わってくるということなんです。