人間関係の喜び

幸せの基盤は喜ばしい人間関係にあることを

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

遠藤周作を読んで(第4回)

キリスト教のことを知らない私でしたが「影法師」という小説を読んで、神父というものは、女性と関わったり、ましてや、結婚なんて「できない」立場なのだと知りました。 あの、キリスト教徒の方にはごめんなさい、私には、男が女性を求めたり、女が男性を求…

遠藤周作を読んで(第3回)

前回の続きです。「私のほんとうの心を知らず」って、少年が恋した少女のことが、小説中に書かれています。 その少年は、彼女に「ひどい言葉」を掛けるんですから、そういう「ひどいことを言う少年」が、「自分に恋しているんだ」・・・なんて、彼女が思うわ…

遠藤周作を読んで(第2回)

「初恋」という小説で、小学三年の少年が、同級生の少女を好きになりまして、彼は煩悶の末、ついに決心して、彼女に声をかけるわけですが、何と、「彼女を傷つける」言葉を言っちゃうんですね。 ・・・で、小説にはこう書いてあります。「それが私の愛の言葉…

遠藤周作を読んで(第1回)

小説をめったに読まない私が、遠藤周作を初めて読みました。遠藤周作の「未発表原稿」が発見されたというテレビ番組を見たからで、遠藤周作の父と母とでは、「どんなふうに生きたいか」ということが、全く違っていたんだそうですね。それで、不幸が発生した…