カムカムエヴリバディの感想(4)
前回の続きですが、それではなぜ、
美都里は安子を嫌忌したんでしょうか?
それは、「商店街の小せえ菓子屋じゃが」という美都里の言葉、
そして、安子が稔と結婚する時の美都里の言葉、
「私が嫁入りするときに雉真の母からいただいたものです。
粗末な身なりで婚礼の写真に収められたら恥じゃからね」、
・・・と言って美都里は、髪飾りを安子に渡しますけど、
そういうところに表れてますね。
つまり、いわゆる「世間体」が、
美都里にとっては最重要なんだろうと推測した私です。
それで次回は、
世間体にこだわる不幸ということ、
書いてみたいと思います。