人間関係の喜び

幸せの基盤は喜ばしい人間関係にあることを

孤立させられる不幸

f:id:jky:20200304154340j:plain

今日の添付写真は、
古い時代の地獄絵図ですが、
その右隣に、桜の蕾の写真を添えました。
この地獄絵図、金棒を持った獄卒が、
女性を踏みつけてますね。
 
それで、前回まで書いてきた
妊婦に対するいじめですけど、
彼女は、身体的に踏みつけられるとか、
金棒で殴られるみたいな暴行は受けてません
 ・ ・ ・ が、
季節で言えば寒中に戸外で作業させられ、
しかも、吹雪が吹きっさらしという井戸で、
時間的には夜、そして「水で」鍋を磨かされ、
作業を終えた後も「家から閉め出され」て、
吹雪の戸外に放置されるの、
それ、叩かれる等の暴行を受ける状況と、
同じじゃないかと思うんですけど?
 
でも、でも、私が言いたい虐待は、
そういう身体的なことじゃなくって、
精神的な面なんですよね。
 
あの、添付の地獄絵図の女性ですけど、
彼女を「助ける」誰かもいなければ、
彼女を助けるとまではいかなくても、
彼女の痛み、苦しみをわかってくれる人、
あるいは、彼女の現状を「知る人」さえ、
いないんじゃないかと思うんです。
 
要するに彼女は、この「広い世界」に、
一人ぼっち、孤立無援の上、
「誰に知られることもなく」
放り出されているということなんですよね。
 
別の表現で言えば、彼女は、
「人とのつながり」が遮断されている状況
と言えるんじゃないかと思うんです。
 
それで、私が問題にしたいのは、
他の人との「断絶」ってことなんですけど、
そういう話、また次回以降に。