人間関係の喜び

幸せの基盤は喜ばしい人間関係にあることを

悪魔の心と思う話

f:id:jky:20200301111735j:plain

28日のブログに、
武漢の病院で妊娠9か月の看護師が、
新型コロナウイルス感染者の
看護にあたっている話を書きましたけど、
今日は、
妊婦に関する悲惨な実話を書きます。
 
ずっと以前に、
ある高齢の女性から聞いた話なんですけど、
その人、
1月末に、最初の子を産んだそうです。
その人、その頃は東北地方に住んでいて、
ある吹雪に夜に、
「鍋を洗ってこい」と言われたそうです。
 
吹きっさらしの戸外に井戸があって、
吹雪の中で井戸水を汲み、
タワシではなく「藁」を使って、
鍋底にこびりついた煤を落とし、
ピカピカにしてこいと命じられたそうです。

あの、タワシを使ってさえ、
金属を「ピカピカに磨く」なんて、
すごく困難なことなのに ・ ・ ・ ですよ、
藁で鉄をこすってピカピカにするなんて、
それ、「できるはずない」ですよ、実際。
あの、その話は、
戦争が終わって何年か経った頃のころで、
当時はまだ、
かまどで炊事をしていたんだそうです。
それで、屋内の土間にはかまどがあって、
湯なんか、すぐ沸かせますし、
囲炉裏の火には鉄瓶が掛かって、
いつも沸騰してるんですけどね、
でも、湯を使って「屋内で」鍋を洗うという、
「すぐにできること」 が
許されないわけなんですね。
 
あのゥ、その不思議さを
私は感じたんですけど、
それはまだ「いじめ」の「始まり」であって、
吹雪の夜に鍋洗いに出た後、
「次のいじめ」が待っていたわけですが、
そうですねえ、次回に書きたいと思います。
 
そして、今回、私が書きたいのは、
「いじめる側の心情」に関する疑問
と言ったらいいかどうかわかりませんが、
「いじめる気持ち」っていうのが、
どこからくるのか疑問というか、
人間って、そんなにひどいものか、
悪魔なのか ・ ・ ・ って思いまして、
あのう、たまたまですね、武漢の病院で、
妊娠9か月の看護師が勤務「させられている」、
そのニュースを知って心が震えたんですけど、
その時、昔聞いた実話を思い出しまして、
その実話は、男がですね、
「自分の子」を産もうとしている女性を、
悪魔のように痛めつける話なんですけど、
人はそんなことができるんだ! って、
ほんとに驚愕なんですけど、
その話で受けた心の痛みを、
誰にも話す機会がなかったので、
今回、ちょっと話題にしてみたいと思いますが、
井戸水で鍋底を磨かされたその話、
もっと悲惨なその続きを、
次回に書きたいと思います。
 
さて、今朝のニュース記事ですが、
「不評の『感動的宣伝』
 武漢に妊娠9カ月看護師」という見出しで、
妊娠9カ月看護師の話が再掲されてましたが、
その記事の中に、私がこのブログでとりあげた、
バリカンで頭髪を丸刈りにさせられた
女性看護師の話も載ってまして、
そういう非情無惨な行為が、
世間の人々の話題になるようになったことで、
少しは前進が見られたかなあと思うことです。
 
世の中、冷酷無慈悲な行為がまかり通るのでは、
不幸そのものですからね。