人間関係の喜び

幸せの基盤は喜ばしい人間関係にあることを

人からは「好かれたい」

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前回書きましたように、以前、私は、
「誰からも好かれたい」と思っていました。

でもそれ、
悪い意味での八方美人ってことではありません。
「八方美人」っていうと、
自分が「嫌われたくない」ために、
自分の心に無理をして愛想よく振るまう人も、
その中に含まれると思いますからね。

私の場合はそうじゃなくって、
本心では嫌悪してるのに、でも、
その人から嫌われたらまずい事態に陥るから、
しかたなく、無理してガマンして
その人に愛想よくするなんてことはしないです。

それで、
私が「誰からも好かれたい」というのは、
「嫌悪する人が居ない環境」というのが前提で、
だからこそ、みんなと仲良く、
親密にしたいっていう気持ちなんですね。

でも、やっぱり、
「嫌いな人が居る環境」だったら、
「誰からも好かれたい」とは思いませんね。

ところで、
親(や養育者)が子どもを嫌っていた場合、
子どもとしては、
親(や養育者)を拒絶することはできませんね。
生きていけなくなるからです。

ですから、子どもは、
どんなに親(や養育者)を嫌忌していても、
「自分の本心」を殺して、
親(や養育者)に迎合するしか、
生きていく道がないと思います。

あの、大人だって、
「嫌いな人」や「恐怖の支配者」に
気に入られようとして機嫌を取るなんて、
虫唾が走ることだと思いますけど、まあ、
私でしたら虫唾が走りますからね、
他の人もそうかと思って
そんなふうに書きましたけど、
子どもの場合はですね、
親(や養育者)が、
どんなに虫唾が走る人間であっても、
「逆らうこと」なんてできませんよね。

いや、逆らうどころか、
親(や養育者)の怒りを買って、
「気に入ってもらえなければ」
生きていけなくなる恐怖を感じるっていうなら、
「迎合する」以外の選択肢なんて、
絶無ですよね。

そういう場合って、子どもとしてはですね、
親(や養育者)を嫌忌するという本心を
徹底的に「殺して」、
親(や養育者)の機嫌を取る以外、
生きのびる道がないかと思います。

さて、急に話が変わりますけど、
再放送テレビドラマ「おしん」に、
川部仙造という人物が登場します。
自分の娘を
おしんの次男と結婚させようとするんですけど、
どうやら ・ ・ ・ ですね、
おしんが所持する土地を
「自分の利益」のために利用する意図があると、
おしんは、そのたくらみを「察知」するんです。

そうです、そうです、世の中には、
「他人を利用しようとする人間」がいまして、
いやあ、ほんとに、
気分的にいやになっちゃいますけど、
ああ、困っちゃった、
明るい話題から離れちゃったんですけど、
今の私には困難な人間関係がないという
自分の恵まれた環境がありますから、
暗くなった感情から復帰して、
明るい話題を書きたいですけどね、
おしん」の登場人物、川部仙造は、
今日放送されたドラマ展開では、
おしんの家を「喰い物にしよう」って意図が、
明確に描かれてましたね。

おしんはすでに年齢50台ですから、
仙造の意図を見抜いてますけどね、
子どもだったら、
親(や養育者)の意図なんて、
見抜けるはず、ないんですよね。

「人から好かれたい」っていうのは、
心からの欲求だと、私は思います。
でも、自分を「攻撃する人」からは、
好かれたいと思いませんよね。

あの、それが結論なんですけど、
子どもの場合、
親(や養育者)が子供を「攻撃する人」だった場合、
子どもは、
親(や養育者)を
「拒否できない」って現実がありますね。