人間関係の喜び

幸せの基盤は喜ばしい人間関係にあることを

愛してるという錯覚

前回、「他人に対して」、
肯定的な気持ちのことを書きまして、
また、そういうふうですと、
自然に「良い人間関係」になるって、
書きましたけどね、
そのことを「反対の面」から見れば、
「他人に対して否定的」だと、
人間関係は悪くなると思います。

さて、世の中には、
相手のことに「介入する人」って、
いるんですよね。

まあ、大人の場合は、
他人から介入された場合、
嫌だったら相手と交際を切るという、
最終手段がありますけど、たとえば、
「子ども」と「養育者」の場合、
養育者から介入され、支配されても、
養育者から逃れる手段が無いわけで、
悲惨なことになると思います。

「親」と書かないで、
「養育者」としたのは、祖母がですね、
孫を「自分のもの」として独占し、
「世話を焼く」という美名の下に、
孫をペット化し、奴隷状態に置く例が、
世間には、時々見られるからでして、
昔、祖母の支配を受けつつ育った子が、
高校生になって祖母を殺し、
自分も自殺した事件があったからです。

そして、そういうことを書く理由は、
その祖母と孫との関係をですね、
孫を「溺愛してる」というふうに、
とんでもない誤解をしてたってことで、
また、祖母も、「孫を愛してる」と、
錯覚してたと思うんですね。

でも、私の感覚では、それは、
「愛してる」んじゃなくって、実は、
「嫌ってる」んだと思いますし、
別の言い方をすれば、孫に対して、
「否定的」なんだと思いますけど、
まあ、そういう内容について、
次回も続けて書きたいと思います。