人間関係の喜び

幸せの基盤は喜ばしい人間関係にあることを

孫を奪う不幸な祖母

世の中には、
自分がひどいめにあわされないため、
他人の言うがままになる人がいます。

反対から言えば、
欲しいものを得るため、
他人を思いどおりに操り、しかも、
その人から奪うだけ奪う人もいます。

昨日書きましたけど、
ヘンデルのオペラ「リナルド」で、
ヒロインのアルミレーナは、
彼女に横恋慕する王様の
言いなりにはならないわけでして、
人は「自分自身を生きる」ってこと、
大切ですね。

ところが現実世界を見ると、
人を思いどおりに操りたい人って、
いっぱいいると思います。

今再放送中のテレビドラマ「おしん」、
今日は133話の放送でしたけど、
私は、前回までのドラマ展開を見て、
今日は、放送時間になっても、
「見ることができませんでした」。
もう、見る前から、
今日はどんなにひどい展開になるか、
当然、予測なんかできないですけど、
「苦しい話の展開」になるとしたら、
見るのがたまらないと思ったんです。

それで、おしんの子の雄のこと、
ちょっと書きますけど、姑のお清は、
孫である雄を、自分の手元に置きた
・ ・ ・ って思ってるようですね。

おしんに対してはひどい態度なのに、
孫を自分で囲ってしまいたい気持ち、
それは、ドラマのお清だけでなく、
世間の姑には広く見られることで、
これから書く私の考えや感想には、
反発する人もいると思うんですけど、
祖母が孫を取り込もうとするのは、
愛情とは全く反対の心理と思います。

あの、孫を「愛している」祖母なら、
孫を「自分のもの」として、
母親から奪い取るようななことは、
決してしないわけでして、
孫が母親に愛され、慈しまれる姿を、
心から喜ぶというのが、
「心の健全な」姑なんですよね。

それで、結論を先に書きますと、
孫を自分のものとして囲い込む、
そういうタイプの祖母というのは、
他の人間(孫)を、
「操って遊ぶ」サイコパスであり、
孫を「自分専用のペット」と化し、
孫から「奪い続ける」ものがあって、
それはつまり、祖母がですね、
「孫から得られるものがある」ので、
孫を手放したくないんだと思います。

じゃゃあ、孫から何を奪うのか?
それは、短文では説明できないので、
また、そのうち ・ ・ ・ ・

あの、そういうのって、
祖母にとっても孫にとっても、
ものすごく「不幸な関係」でして、
だからこそ過去にも、
同じような関係にあった孫が、
高校生になって祖母を殺したという、
おぞましい事件が起きたんだと、
私は考えています。