人間関係の喜び

幸せの基盤は喜ばしい人間関係にあることを

好意を持たれる幸せ

テレビの「世界ふれあい街歩き」、
ザルツブルク編の中に、
橋の下で空中アクロバットを楽しむ
女性のグループが映ってました。

そのうちの一人は、
アルゼンチン出身のお嬢さんで、
オペラ歌手だそうですけど、
テレビスタッフの要望で、
もちろん伴奏も何もないんですけど、
ほんのちょっとだけ、
歌ってくれました。
いやあ、とても良かったです。

歌は、ヘンデルの「リナルド」から、
第2幕でアルミレーナが歌う、
「泣かせて下さい、
 私のむごい運命を。
 自由を願い、
 ため息をつくままにさせて下さい」
の部分なんですけどね、
敵によって囚われの身とされた
アルミレーナの気持ちが
よく表現されてる歌だと思いますし、
その旋律、私は昔から大好きです。

敵方の王がアルミレーナに横恋慕し、
アルミレーナに言い寄りますけど、
相手が王様であれ誰であれ、
権力を笠に着て、
自分の思いに従わせようとする人の、
「言いなりになる」なんてこと、
できませんよね、
アルミレーナに限らず。

あの、
他人を自分の思いどおりにするのは、
「自分にとっても」不幸なことだし、
相手にとっても不幸なことですけど、
世の中には、
他人を思いどおりに操りたいという、
不幸な人が数多くいるのも事実です。

幸せなことは、
「相手を操る必要」なんかなくって、
相手の自然な気持ち、
相手の自由意志で、
相手が自分に好意を持ってくれて、
自分を愛してくれることなんですが、
この続きを、
そのうち書ければいいと思います。