人間関係の喜び

幸せの基盤は喜ばしい人間関係にあることを

「好ましい人」という幸せ

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好ましい人々が周囲にいて、
いっしょにいることや、
いっしょに活動することが楽しいっていうの、
それが、すごく幸福なことだと思います。
そして、当然のことなんですけど、
他の人を「好ましい」と感じている自分は、
「相手の人からも」、自分のことを、
「感じいい人」と思われてるんですよね。
世の中を見てますと、人間関係って、
そういうものかなあと思います。
それで、不幸なのは、
人間関係がうまくいってないってことで、
その原因の一つとしては、
人間が嫌いとか、
人は「悪いもの」だと感じているという、
意識の問題があるかなあと思います。
もっとも、そういう意識って、その人が、
誰か他人から「ひどいめにあわされた」
痛恨の体験によって生まれるんだろうと、
私は想像しています。
さて、
再放送ドラマ「おしん」の237回ですが、
初子との結婚を望んでいた川村は
高利貸しをしてまして、
貸した金の情け容赦ない取り立てが原因で
金を貸した男に殺されてしまいます。
墓前で、初子は言います。
「つらかったでしょうね、
 お金だけしか
 信じられないようになるなんて。」
そうですねえ、そういう川村は
もちろん悲惨ですけど、もう一人、
川村を殺した男もまた、
川村から情け容赦なく借金を取り立てられ、
殺すほどの憎しみに至ったのでしょうねえ。
ですから、川村も「他人からひどくされ」、
川村を殺した男も「川村からひどくされ」、
両者ともに不幸の極み、地獄ですけど、
そんなふうにして、世の中の人が皆、
相手を憎悪して傷つけあうの、
まさに、悪魔の世界みたいですね。