人間関係の喜び

幸せの基盤は喜ばしい人間関係にあることを

他人に干渉し、立ち入る不幸

f:id:jky:20200108113506j:plain

おしん」の1月7日の放送ですが、
初子の言葉が気になりました。

初子は、仁が東京に行ったことで、
おしんに言います。
「母さんが本気で止めてくれたら、
 仁ちゃん、東京行き、
 あきらめたかも知れないんですよ。」

私は、その言葉、
真実を含んでいると思いました。
おしんが心から、必死の思いで、
仁の東京行きを拒む態度を示したら、
「母親思いの」仁としては、
「自分の気持ちを殺して」母の思いを優先し、
東京に行かなかった可能性が大です。

でも、でもそれは、
「仁自身の人生を、母のために犠牲にする」
という、仁にとってはもちろん、
母親のおしんにとっても不幸な選択だと、
私は思います。

さて、初子は続けて言います、
「母さんがそんなふうに冷たいから・・・」

あの、私は、初子のそういう感覚こそ、
大問題だと思います。
初子の感覚では、おしんが仁に対して、
強力に干渉しなかったこと、つまり、
「仁の気持ちを大切にする」選択をしたことを、
「冷たい」と感じてるわけですね。

ああ、そうですね、そうですね、世の中には、
相手に「立ち入る」態度が、
相手に対する親密さや愛情なんだと、
とんでもない大誤解をしてる人がいまして、
そういう誤解のこと、次回もまた、
続けて書いてみたいと思います。