人間関係の喜び

幸せの基盤は喜ばしい人間関係にあることを

虐待親が良い親に見える時

前回は、高橋まつりさんのこと、
ちょっと書きましたけど、
「無理やりさせられる」って、
自殺するほどつらいことなんだと、
その事件を通してわかると思います。

その「させられる」ってことですが、
「結愛ちゃん虐待死事件」で、
養父は、結愛ちゃんに対して、
朝4時台に起きて勉強するように言い、
できないとシャワーで冷水だそうで、
あの、小学校入学前の子がですね、
朝4時台に起きて勉強っていうの、
大人の私でさえ、朝4時台に起きて、
勉強するなんて、できるわけ無いです。

じゃあ、なぜそんなことをさせるの?
報道では、以下のように言ってました。

「岡山に暮らす祖父母や友人のもとに
 家族をつれていき、
 結愛ちゃんがどれだけ優秀かを
 自慢していた。
 人一倍勉強ができて、かわいく、
 礼儀正しいのだと
 アピールしていたのだ。」
 
あの、そうだとすれば・・・ですけど、
養父である被告自身が、
他の人々から賞賛されることを求めて、
つまり、「自分が」ほめられたいため、
養女を「利用した」ってことですよね。

それで、世の中には、同じようなこと、
それは、親自身がですね、世間から、
「すばらしい親」と見られたいため、
子どもを「良い子」に仕立て上げる、
そして、その仕立て上げ方なんですが、
子どもの心を破壊して親を恐怖させ、
子どもを惨酷無情な扱いで奴隷化して、
「親の言うことを聞く」ロボットにし、
他の子に勝る成果を上げるように、
無理強いするという手法なんですね。

それって、ものすごく残忍なことで、
もちろん、虐待そのものなんですけど、
子どもが死に物狂いで必死にがんばり、
ある程度成果を上げた場合はですね、
「教育熱心なすばらしい親」みたいな、
高評価が得られたりすることがあり、
そうしますと、「虐待してる」事実は、
完全に「埋もれてしまう」んですよね。

あの、今日は、その事実を指摘して、
終わりにしたいと思いますが、
現実世界って、実態とは正反対に、
「悪魔が善人に見える」ってこと、
実際にあるんですよね。

まあ、詐欺なんかも ・ ・ ・ ですね、
「良い人に見せかけてだます」方法が、
ありますけどね、子どもを虐待しても、
世間からは「すばらしい親」に見える、
そういう例って、多いと思います。

そして、虐待されてる子の中でも、
一番悲惨な子は、閉鎖的な人間関係で、
実際は親に虐待されていながら、
見かけは「親によくしてもらってる」、
そういう情況にある子だと思うんです。

この続き、いつかは書いてみたいと、
まあ、その気持ちはあるんですけど、
さて、どうなりますか、今のところは、
わかりません。