人間関係の喜び

幸せの基盤は喜ばしい人間関係にあることを

わが子を操る魔人

再放送ドラマ「おしん」の、
152話で、ちょっと心に衝撃が。

それ、母親が、
息子にウソをつく場面なんです。
田倉家のお清が、息子の竜三に、
見合いの席に出るように急かします。

お清 :「早う支度ばせんね!」
竜三 :「見合いはせんて
  言うたろうが。」
お清 :「そんない、一生
   一人でおるていうとね?
  おしんはお前のことてん、
  もう忘れてしもうとっさい。
  竜!」

あのう、お清はですね、
おしんから竜三宛にきた手紙を、
破り捨てまして、その手紙のことを、
竜三には秘密にしています。
意図的におしんと竜三の仲を裂き、
竜三に新しい妻を迎えようと、
画策してるわけでして、お清は、
竜三が新しい妻を迎える気が無いと、
「知っていて」そうするんです。

「息子と妻を引き離す」ことに、
情熱を燃やす、すごい母ですねえ。
それにお清は、おしんの子の雄を、
母のおしんから奪い取って、
自分のものにしようとしたんです。
「情愛の人間関係を壊すこと」で、
「無意識の復讐」をしてるのかも?
自分がひどくされたみたいな、

過去の恨みでしょうかねえ?

あの、もう、これ、お清は魔人だと、
私は認定します。
そして、地獄の住人となってしまい、
自ら、幸福を投げ捨てたと思います。

もう一つ、付け加えて書きますと、
竜三が幸せを求めようとするなら、
絶対に必要で、欠かせないことで、
必須なのは、お清と断絶すること、
あの、そのことは断言したいです。