人間関係の喜び

幸せの基盤は喜ばしい人間関係にあることを

悪者が正義の仮面を

おしん」124話には、
いじめる側の人間が、
自分の悪行を正当化し、
いじめられる側が悪いんだと、
悪と正義を逆転させていく過程が、
ドラマとして描かれてまして、
その点が興味深かったことです。

いじめる側と、
いじめられる側のどちらでもない、
おしんの夫、竜三は、
「いじめる側」の策略に引っかかり、
おしんが悪いから問題が起こる」と、
信じ込まされちゃうんですよね。

竜三の立場は「第三者」ということで、
当事者ではない第三者が、
悪者を「正義」と信じさせられ、
悪くないのに攻撃される側を、
「悪いから」やられるんだって、
誤解させられるような事例って、
実は、世の中に、多々、ありますね。

そうなりますともう、地獄でして、
かわいそうなのは「やられる側」で、
悪くないのに「悪者」にされ、
その上、「反省しろ」から始まり、
「悪い態度を直せ」 ・ ・ ・ など、
いわれのない罪に問われるという事態、
世間には、星の数ほどあると思います。

そうして行き詰まった被害者は、
ドラマの登場人物、佐和子のように、
自殺を図ることになったりしまして。

さて、次回は、竜三の言葉、
「おふくろが
 『何が気に入らんのか』って
 ぼやいとったぞ。
 もうちょっと機嫌よくはできんのか?
 お前がそんな膨れっ面しとるから、
 おふくろだって
 お前につい冷たく当たるんだ。」
ということについて書きたいですけど
次回になってみなければわかりません。

さて、今日の結論ですが、
人は、人間関係の中で、
どうしようもな地獄状況に陥ることが、
しばしばあるということでして、
それが世の中の現実なんですけど、
だからこそ、喜ばしい人間関係って、
すばらしく幸せなことなんだと、
私は思うことです。