相手の気持ちを汲む
再放送ドラマ「おしん」の175回で、
満州に行くつもりの竜三でしたけど、
おしんの行商姿を見て言うのです。
「魚の行商というのは、
たいへんなんだな」って ・ ・ ・
おしん : 「アンタ、こんなとこで?」
竜三 : 「どんな商売をしているのか
見ていたが、とうとうここまで
ついてきてしまった。
途中、何度
引き返そうかと思ったか知れないが、
引き返せなかった。しかし、
こんなキツイ仕事だとは思わなかった」
おしん : 「これやらないと、
食べられないと思ったら誰だって、
みんなやっていることだから。
でも、うれしい。
私、これでまた働ける。
あんたが迎えに来るまで、
働く勇気でた!
あんた、安心して。
満州に行ってください。
私は本当に大丈夫だから」
竜三 : 「やめたよ。
満州には行かない!
おしん、一人に苦労はさせられない。
手伝うよ。俺も、魚屋やるよ!」
「おしんは、自分の耳を疑った。
竜三が満州行きをやめて、
魚屋をやる気になったのだ。
おしんには、とても
信じられなかったのである」って、
ナレーションが言うんです。
「おしん」のドラマも、
伊勢編に入ってからは、
おしんがもう、いじめられないので、
安心して見ていられる私ですけど、
175回では、夫の竜三が、
おしんのことを思う気持ちになれて、
すごく良かったです。
あの、相手の人の痛みや苦しみ、
困難な情況なんかを汲み取る気持ち、
それは、ほんとに尊い気持ちですね。
今日は、そういうことが書けて、
うれしかったですが、この続きは、
また次回にしたいと思います。