人間関係の喜び

幸せの基盤は喜ばしい人間関係にあることを

信頼される喜び

自分が誰かから、あるいはみんなから
「信頼されている」っていう感覚は、
幸せなものだと思います。
心が温まるし、平和な安らぎを感じ、
また、心地よく居られると思います。

さて、話は変わりまして、
乳幼児のことなんですけど、
乳幼児って、養育者のことを、
「無条件に信頼する」と言いますか、
「無条件に信頼するしかない」と、
私は思います。

それは、自分のいのち全部を、
養育者に「託すしかない」からで、
「嫌だ」と言って養育者を拒んだら、
生きていけませんよね。

だいたい、「どんな人か」について、
探偵業者に依頼して調査する乳幼児は、
いないに決まってるので、ですから、
「養育者がどんな人間であれ」、
乳幼児は、自分の全部を、養育者に、
全面的に委ねるしかないんですよね。

それを反対の立場から言えば、
養育者が極度の冷酷人間であっても、
悪人でも、魔性の加虐者であっても、
乳幼児は養育者をまるで疑わず、
全面的に信頼して養育者に心を開き、
養育者を全知全能の絶対者として、
養育者に真心の全部を捧げますよね。

あの、「自分がどんな人間か」が、
全く審査されることなしに、相手は、
自分を神様のように信頼し、愛し、
自分がすることを全部受けいれる人、
その相手が、乳幼児なんですよね。

ですから、養育者は、
乳幼児との関係において、
自分が「完全に善の人間であり、
完全無欠の絶対者」になれるんです。
たとえ、どんな悪人でも、
魔性の人間であってもです。

まあ、この続きは、また次回以降に。