人間関係の喜び

幸せの基盤は喜ばしい人間関係にあることを

がまんの限界

再放送ドラマおしんの佐賀編で、
むごい虐待を受け続けながらも、
必死に耐えて滅私奉公する姿を、
毎日毎日見るのがつらくて、
おしんよりも私のほうが、
精神的に参っちゃいましたけど、
まあ、確かにねえ、
ひどい扱いを受けたとしても、
がまんすることもあれば、さらに、
許容することもありますね、私も。

けれど、けれどもですよ、
仏の顔も三度ということわざもまた、
ほんとだと思います。

そして、じっとこらえて耐え続けた、
でも、「耐え難い思い」ってのは、
ある一点を過ぎると、突如爆発して、
相手との人間関係が崩壊しますね。

その場合、相手から去る、つまり、
相手と無関係になる手法でしたら、
世の中、事件にはなりませんけど、
反撃に出るとか、復讐するとなれば、
陰惨な大事件に発展したりしますね。

また、攻撃を「相手に向けないで」、
自分に向けると、自傷行為や自殺、
「無関係の他人」に向けると、
身近にいる弱者をいじめたり、暴行、
もっと悲惨なのは、妻に対するDV、
最悪は親による子ども虐待でしょう。

でもねえ、やられて、やられて、
傷ついて傷ついてもガマン、ガマン、
その積み重ねがある限界に達すると、
暴発するっての、人は皆、そうです。

だからこそ、だからこそ、
相手が文句を言わない(言えない)、
いじめても逆らわない(逆らえない)、
言うことを聞く(意見が言えない)、
たとえばそういう相手であっても、
思いどおりに相手を動かそうとしたり、
自分の意見を相手に押し付けることは、
決して、絶対、金輪際、間違っても、
「やってはならない」ことなんですね。

ああ、それで、心の優しさ、温かさ、
人を尊重し、好きになれる心の大切さ、
和やかな人間関係のすばらしさが、
ひときわ感じられることです。