人間関係の喜び

幸せの基盤は喜ばしい人間関係にあることを

悪い人間関係から離脱

人に好意が持てるとか、
さらに、人を愛せるってことは、
もうそれだけで、
「自分が幸せ」ってことでして、
なぜなら、耐え難い苦にさいなまれ、
毎日をやっと生きてる人だったら、
「今を何とか生きる」ことだけでも、
精一杯の心境だとだと思いますから、
とても、他の人のことまでは、
気が回らないし、それより何より、
「自分をどうしたらいいか」さえ、
わからない状況にあるでしょうから、
「他人のこと」など、
かまってられないと思うんですね、
今まさに、苦境の最中にある人は。

それに、
「他人に好意を持てる」ためには、
自分のことが好きだっていうことが、
絶対の条件だと思いまして、
「自分のことが好きじゃない」のに、
「他人を」好きになれるはず無いと、
私は思います。

それで、他人を好きになれるとか、
他人を愛せるためには、
まず、その人自身、
「自分のことが好き」だし、
「自分のことを愛せる」ってことが、
絶対条件だと思います。

さて、そこで ・ ・ ・ です、
連続ドラマ「おしん」に登場する
佐和という人ですが、彼女、
あんまりひどい境遇を生きてきて、
だから、「自分が好き」の正反対で、
周囲から攻撃されて自殺を図るまで、
追い詰められているにもかかわらず、
おしんの申し出を受けて、現状から、
つまり佐賀から「脱出する」という、
最後の手段さえ「できない」んです。

あの、
「死ぬ気になったら」何でもできる
・ ・ ・ というのは、全く誤りで、
自殺を図った佐和といえども、
新しい自分になって再出発するため、
現状を抜け出る勇気が持てないです。

話は飛躍しますが、
親との関係でどうしようもなくなり、
家庭内に「いられなくなった」子が、
それじゃあ、家を離れたらいいって、
世間の人は考えたとしてもですね、
実は、「どんなにひどい家庭」でも、
「離れることができない」って子が、
現実にはたくさんいるようでして、
結局、最後には思い余って、
「親殺し」に至るという事例が、
世の中にはたくさんありまして、
そんなに嫌な家庭なら、
「出ちゃえばいいのに」と思っても、
当人にとっては、「解決策」さて、
とれない情況にあるってことですね。

それ、
「自分自身の可能性」ってことが、
考えられない状況に陥ってるわけで、
つまり、「自分は無能力」という、
誤ったイメージを持ってるんですが、
そのイメージは、実は、
周囲の人間によって、意図的に、
「植えつけられた」自己認識だと、
私は思います。

つまり、周囲の人間が、その人を、
「奴隷化しよう」と企んでまして、
その周囲の人間の悪だくみにはまり、
自分は無能だと「思ってしまった」
・ ・ ・ という状況だと思います。

最後に書きますが、
喜ばしい人間関係の環境にいますと、
幸せが得られるんですけどね、
悪い人間関係では、
自分がどんなに努力しても、結局、
相手を変えることはできないんだし、
相手との関係も、
変えられないという状況だったなら、
そこで幸福を得ようとしても、
そんなことは不可能なんですから、
そういう関係から「離脱」するほか、
幸せを求める道は無いんだってこと、
今日は、ハッキリ書いておきます。