人間関係の喜び

幸せの基盤は喜ばしい人間関係にあることを

肩書きに惑わされない(4)

今日は「肩書きの利用」ということを書きますが、
暴力団の組員って、
組織の上部にお金を収めるんだそうですね。

・・・つまり、会社勤務とは違うわけで、
会社員なら会社で働いて賃金をもらいますが、
暴力団組員というのは、
一種の「個人事業主」みたいなもので、
所属する暴力団から給料をもらうわけじゃなく、
その反対に、
暴力団組織に「金を払う」ようですけど、
じゃあ、なぜ金を払うかと言えば、
「組員である」という、
いわば「肩書き」を使わせてもらうためであって、
まあ、「肩書き使用料」みたいなものでしょうか、
素人考えでは?

それでは、なぜそんな肩書きが必要かと言えば、
暴力団の一員であるという肩書きに物を言わせて、
その人の個人的な威力では威圧できない相手でも、
暴力団の威力」を笠に着て屈服させるという、
まあ、そんな図式でしょうかネ。

私は、世の中のそういう仕組み・・・というか、
「しくみ」というのは変な表現かもしれませんけど、
そういう図式そのものが悪いとは思いません。

なぜなら、日本舞踊で〇〇流の名取だとか、
茶道で△△流の免状を持っているとか、
そういうのだって全部、
「同じ図式」だと思うからです。

それで、今日私が言いたいことは、
「自分自身の立ち位置」を明確に示し、
客観的に権威づけてもらうためには、
肩書きって、
ものすごく有効なものなんだっていうことです。

たとえば、自分はこの舞台の三枚目だとか
五枚目だというような肩書きが付けば、
「その他大勢」じゃないんだってことで・・・

続きは次回にします。