人間関係の喜び

幸せの基盤は喜ばしい人間関係にあることを

値引き品が買えない人(7)

前回、
「私が店員でしたら、
 客が値引品きばかり買うかどうかなんて、
 全く興味がありませんし、
 『「どうでもいいこと』です」
・・・って書きまして、
そう書いた後で思ったんですが、
それって、一人一人の客のことを、
「一人の人間」としてではなく、
没個性の「物体」みたいにしか
見てない態度だと思ったんですね、
・・・最初は。

でも、すぐに、
その考えは誤りだと気づきました。

なぜなら、体調が悪そうな客がいたとしたら、
すぐに気づいて、
「どうしてあげたらいいか」を考えて、
対応するはずだからです。

つまり、客を見る場合、
「どんな商品を選んだか」というようなことには
興味が無いけれども、だからと言って、
お客様に無関心ということではないですね。

さて、「店員の視線」を気にする客って、
買い物内容を見た店員が、
自分がどんな人なのか、
「推し量ろうとしている」って、
感じるのかもしれませんね。

でも、客が何を買うかが気になったり、
何を買ったかということで、
客が「どんな人か」を推し量ろうとする店員がいたら、
そういう店員こそ、
何か、問題ある人だなあと思いますけど。

まあ、それはそれとして、
「店員に見られる」ことが気になる客について、
その気持ちを推測してみました。

そういう客って、
他の人は「私を見ていて」、
私の悪い面なんかを見つけたら、
私を非難してくるんじゃないか?
・・・みたいな心配があるんでしょうかね?

そして、値引き品を買うのを恥と思う客って、
世間の人々がですね、
「自分に良い評価を下してくれる」ことを、
必死で求めてるのかも?
・・・なんて想像したことでしたが、
ほんとにそうかどうかは分かりません。

それにしても、
「知らない他人がいつも自分を見ていて、
 自分を評価したり批判するだろう」
・・・っていう感覚を持つ人がいたとしたら、
生きていくことがずいぶんつらいだろうし、
大変なんじゃないかなあと思いました。

この続きはまた次回に。