人間関係の喜び

幸せの基盤は喜ばしい人間関係にあることを

タンホイザーの場合は

さまよえるオランダ人」を話題にしましたので、
次に、タンホイザーのことをちょっと書きます。

彼は「イケナイ」態度や行動をしましたけど、
エリーザベト姫は歌うんですよね、
「彼を救いたいのです」と。

そして姫は、結局、自らは死んで彼を救います!

歌劇ですから、フィクションですから、
そういう筋書きもできるんでしょうけど、
でもそこには、
彼の切望・・・というか、
ある状況では人に普遍的な渇望が表現されていると、
私は思います。

つまり、
誰からも愛されず、
優しく受け入れてもらえず、
ありのままの自分を肯定してもらえず、
誰にも助けてもらえない人間は、
ただただ人の慈愛を、
まず第一に、
必死に求めている・・・ってことです。