人間関係の喜び

幸せの基盤は喜ばしい人間関係にあることを

値引き品が買えない人(4)

第一回目の(1)で引用した彼の言葉ですが、
「値引きだらけの商品を買っていると知られたら、
恥ずかしいだろ」と言ったそうです。

それで私は思いましたが、彼って、
「人の目を気にする」タイプなんでしょうね。

そんなふうでしたら、
「自分はどうしたいのか」ということより、
「他人からどう思われるか」を優先して
行動することになるのではないでしょうか。
そういうのって、何と主体性の無い、
不幸な人生だろうと思いました。

それで前回は、
自分自身が「無い」人間と書いたわけですけど、
そういう彼が、
「一緒にいる俺の身にもなってくれよ」と、
彼女に要求したというのですから、
つまり、
「自分自身が確立してなくて、
主体性が持てない」自分と同化してくれと、
彼女に頼んでいる図式だろうと思いました。

それって、彼の立場から見ると、
彼女を自分の「救い主」にしたい
ということでしょうけど、じゃあ、
彼女の立場から見たらどうでしょうか。

私には、彼が、
寄生虫のように見えます。
つまり、
彼女に寄生して生きようと図るわけで、
彼女は、彼から寄生先として選ばれたように、
私からは見えるんですね。

このブログは人間関係の喜びですけど、
今日書いた話は、まさに、
不幸な人間関係の一例と思いますが、
喜ばしい人間関係を結ぶためには、
必須の条件があると考えます。

その必須条件とは、
自分を「好いもの」として認めることができ、
相手もまた「好いもの」と感じることができ、
たがいに仲良くできることであって、
そういう関係ができれば、この世界は、
喜ばしく幸福な世界になると思います。

この続きは、また次回に書きます。