人間関係の喜び

幸せの基盤は喜ばしい人間関係にあることを

現状が許せない不幸

知ってる人のママなんですけど、
「パパの出世」ということと、
子どもたちの進学、就職のことで、
もう、頭がいっぱいというか、
夢中になってるみたいなんですね。

ですから、職場でのパパの苦労は、
たいへんみたいでして、
そうなりますと、子どもだって、
「遊んでられない」わけで、
進学、就職に必死の姿なんです。

知人は男子に負けない才女で、
有名医学部に進学しましたけど、
一番上のお兄さんというのが、
「親の評価では」ダメな大学で、
その後、公務的な就職試験を、
毎年受験して、毎年不合格で、
それでも受験を続ける姿は、
私からは悲惨に見えますけど、
それは当人の考えなのか、
親の指令なのかわかりませんが、
「彼自身の人生」ですから、
他人がとやかく言う必要は、
ないんですよね。

でも、一つ言えることは、
知人のママもお兄さんも、
「現状の自分」というものが、
「思うようでない」ってことで、
そういう意識は不幸なことだと、
私は思います。

幸福なのは、
「現状が喜ばしい」という感覚で、
例えば「したいことをしている」
ということは、とても幸せでして、
なぜなら、「自分がそれをしている」
ということが、うれしいからですね。

でも、出世を求めるということは、
「今、自分がしていること」で、
喜びがあるということではないし、
「現状が喜び」どころか、
その反対に、
「現状では嫌」だから、
さらに高い地位などを求めることで、
その組織などのトップに立つまでは、
心に満足がもたらされないでしょう。

まあ、「何を求めて生きようが」、
それは、人それぞれの自由ですけど、
その「求める理由」が・・・ですね、
「不満に基づく」動機づけというか、
マイナス感情が基盤にあるとしたら、
幸福じゃない方向に行く可能性って、
高いと思います。

幸せなのは、今、「楽しいこと」が、
現実に「できていて」、さらに、
「もっと楽しくしたい」って意欲で、
未来を目指すっていうことでしたら、
さらに幸せが拡大するんですけど。